会長挨拶

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  4月21日の立命館大学中華校友会設立総会で初代の会長として選ばれました文啓財です。、私にとって大変な任を預かり恐縮しております。

  日中国交正常化40周年の節目となる今年、我が母校立命館大学で日本初の中華校友を対象とする中華校友会の設立大会を迎えることができ、校友会の歴史に輝かしい一頁をしるすことができました。

 立命館は1900年に創立されて百十周年を経て現在に至り、その教学理念は「自由と清新」とし第2次世界大戦後戦争の苦難の体験を踏まえて教学理念を「平和と民主主義」とした。私達老華僑は当時末川博先生と立命館大学の教学理念に傾倒し、あの戦後の苦難の時代、国内の内戦、冷戦時代の朝鮮戦争、ベトナム戦争など、もしかすると第三次世界大戦が起こるかも知れない青春時代に、私たちはとっても不安でありました、末川総長の「未来を信じ、未来に生きる」の言葉に感銘し、19歳に立命館大學に入学したのです。立命館大學は日中関係を重んじ国交のない祖国と友好関係を推し進め、文学家・政治家 郭末若氏や中国赤十字会会長李徳全女史を本校に迎え講演会を開催しました。近年本校は孔子学院を創設し、つい最近我が国の温家宝総理もこられました。中国との文化交流が盛んに行われています。母校は中日友好に多大なる貢献をして参りました。

  若い校友に置かれまして祖国の経済改革の恩恵に浴し、平和な時代に育ち、故郷を離れて立命館大學に入学されました、若い皆さんが祖国を離れ、見知らぬ土地にこられたとき、大変な不安を経験しましたことでしょう、こう言うときにこそ人の絆が大切な役目を果たすものだと思います。

  我が会の会則の第2条、第3条に 校友間の親睦、中日民間交流に貢献、在籍の華人留学生の進路・就職、課外活動などの支援を行うと書いてあります、これらの実現に、将来的に「立命館大学中華奨学金」の創設等、皆様とともに頑張らなければなりません。                 

 われわれは学問の自由に基づき普遍な価値の創造と人類的諸課題の解明、正義と倫理を持った地球市民として活躍できる人間になることです。この崇高な精神を忘れずに社会進歩のために、世界平和と中日友好に貢献すること願います。

                                            立命館大学中華校友会

                                             初代会長  文 啓財


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