福島県校友紹介

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福島県エリアの校友のお店

氏名 立谷 健二
ふりがな たちや けんじ
卒業年度 1975年
卒業学部 法学部
所属サークル・部活 茶道研究部

学生時代の思い出 司法試験を目指して立命館に進学しました。
自分で言うのも何ですが、在学中は勉強にしっかりと取組んでいました。
同じ下宿だった先輩に指導してもらい、平均レベル以上の学力を見に付けることが出来たと自負しています。
大学では茶道研究部に在籍し、精神修養に励みました。卒業後はその影響で仏教を研鑽し、それは人生に豊かなものをもたらしてくれました。
茶研(茶道研究部)の仲間は皆面白く、気の良い人間ばかりでした。あの頃はまだカラオケはありませんでしたが、皆で集まっては歌謡曲を歌い明かしたのが良い思い出です。
部活の練習は厳しいものでしたが、茶研での経験は卒業後あらゆる形で役に立っていると思います。多くの先輩、多くの友人に囲まれていたおかげで、有意義な生活を送ることができました。茶研の仲間には感謝しています。
略歴 東北学院榴ヶ岡高校(昭和46年)卒から立命館大学法学部に進学(昭和50年卒)。
卒業後、凸版印刷(株)に入社(昭和50年~昭和52年)。
昭和52年から家業である立谷味噌醤油店に従事。
平成4年に有限会社 福島商会設立。

お店から一言

創業120年、味噌醤油業の老舗です。漁師から身を起こし創業した曽祖父から私で4代目です。
かつては醤油中心でしたが、現在は「秘伝味噌」も販売し、全国展開しています。
震災が発生するまでは長年郵便局のカタログ販売(ふるさと小包便)もしていましたが、津波で顧客500軒の住所録が流出してしまいました。今必死で掘り起こしをしているところです。
当店の味噌は皇室の味噌造りにヒントを得て製造し、それを「秘伝・置き火むらし」として販売しています。味噌の昔造りに回帰とも言えるその製法で、東北造り、田舎造りにこだわっています。
醤油の業界はめんつゆのヒットにより状況が一変したため、めんつゆ系にんにく醤油や、唐がらし醤油などの新製品を開発し、時代に即応した商品造りに取組んでいます。
立命館大学校友で、日清食品株式会社の創業者である安藤百福氏の精神に感銘を受け、立谷味噌醤油店は常に開拓を心がけ、地域に貢献したいと考えています。

創業120年の老舗味噌醤店

代々受け継がれた製法で作られた味わい深い醤油、昔ながら製法で造られた芳醇な「秘伝味噌」は何度も繰り返し購入する全国のファンが多い。

東日本大震災が発生した2011年3月11日。津波によって店舗、醤油や味噌の蔵などが流される大きな被害にあった立谷味噌醤油店。
創業以来の危機に陥った。
「震災、そしてその後に発生した津波で多くの命が奪われました。津波が襲来する前に、ご近所の方たちに一緒に逃げようと声を掛けたのですが、拒否されてしまったので私たち家族だけで避難しました。結局多くの方が亡くなってしまい、申し訳ないことをしたと今でもずっと思っています。」と経営者の立谷健二さんは震災の話をしてくれた。
自宅も津波で流され、何もかもを失った経営者の立谷健二さん。そんな状況でも他人を思いやる気持ちを忘れなかった。
自らも被災者であるにも関わらず、なんとか被災を免れた味噌や醤油、そして立谷味噌醤油店の人気商品である浅漬けの素で漬けた漬物を避難所や近隣の住民に配り歩いた。
被災直後、国からの救援物資がほとんど行き渡らない状況で、立谷さんから配られた善意の味噌や醤油は、被災者の方たちの心に染み入ったことだろう。

現在、立谷味噌醤油店は工場・店舗をなんとか再建したものの、震災で販路を失い、まだまだ苦しい状況が続く。
福島の生産物を買うことは地元を潤し、東日本大震災からの復興へと繋がる。
立谷さんの美味しい味噌や醤油を通して、生産者にとっても購入者にとっても嬉しい復興支援を!



飲食店情報
店名 立谷味噌醤油店 ふりがな たちやみそしょうゆてん
業種 味噌醤油製造 電話番号 0244-38-8047
郵便番号 976-0021 FAX番号 0244-38-8047
所在地 福島県相馬市原釜字北髙野63-1 交通手段 ※現在は東日本大震災の影響で鉄道が分断されているため、車のみとなっています。
営業時間 - ラストオーダー -
定休日 なし 平均予算 -
注文方法 立谷味噌醤油店の商品リスト・注文方法はこちらをご覧ください
主なメニュー 価格 主なメニュー 価格
みそ(極上) 2kgタル ¥1,500 マルナカ醤油 1ℓ ¥370
みそ(極上) 5kgタル ¥3,900 土佐醤油 1ℓ ¥700
みそ(極上) 10kgタル ¥7,300 めんつゆ 1ℓ ¥800